【女性が薄毛になる原因】美容師が伝える『頭皮の皮脂』について

2020年3月7日

きょうは、美容雑誌「経営とサイエンス」を読んでいて見つけた新商品「ハーバルカララ　シンピ」に注目してみます！

薄毛や細い髪の方に向けた育毛剤、シャンプー、トリートメントのラインナップがあり、僕は非常に興味を持ちました。

Contents

1 注目すべき箇所
2 粃糠（ひこう）性脱毛症とは
3 脂漏（しろう）性皮膚炎による脱毛
4 完全個室サロン・TUMUGU田園調布
5 ニットのメリット
6 どんな髪質でもニットとフィットするわけではない

注目すべき箇所

記事に載っていた研究内容を一部抜粋します。

細毛や薄毛に悩む女性80名の自然脱毛を採取し、その毛根部を観察した結果、（中略）正常な毛根をしていた人は2名のみ。残りの78人の毛根は全員、何らかの変形が見られた。この調査がユニークなのはここから。変形した毛根の形状から、薄毛や細毛などの悩みを特定したことだ。（中略）

「頭皮の乾燥による脱毛である粃糠（ひこう）性脱毛症や、逆に頭皮の脂分過多による脂漏（しろう）脱毛症は毛根そのものが変形する傾向があります。

（中略）この形状の変化をつぶさに観察することで、薄毛に悩む女性の実に7割近い方の毛根が粃糠性か、脂漏性であることを掴んだのです。」

男性と女性の脱毛の仕組みは違うと言われていたが、そこに頭皮の油分が絡んでいたとは驚きだ。

女性の薄毛の悩みが年々増えている昨今、女性向けの薄毛予防商品も毎年のように売れ行きを伸ばしています。

女性の薄毛の原因が実は判明していないという事情を考え合わせると、美容師として現場に立っている私にとって、記事の研究結果はとても共感できる内容でした。

というのも、お客様の頭皮を触っていて、紫外線による頭皮の老化や頭皮トラブルや、アウトバスの時に頭皮の化粧水などでケアせずに髪を乾かすために起こる頭皮の乾燥や頭皮トラブルが懸念のひとつだったからです。

大きな枠で言うと、頭皮とお肌は１枚につながった同じ皮です。そのため、お肌にとって悪いことは、当然ながら頭皮にも悪いのです…とくに、紫外線と乾燥。この２つは大敵です。

ここまでの内容を踏まえた上で、粃糠（ひこう）性脱毛症と脂漏（しろう）脱毛症について理解していきましょう。

粃糠（ひこう）性脱毛症とは

粃糠（ひこう）性脱毛症とは、頭全体に細かいフケが発生して毛穴を塞ぎ、そのフケや皮脂を餌にして今度は細菌やダニが繁殖し、結果として毛根が炎症をおこし、脱毛してしまう疾患です。

特長は、大量のフケと痒みがある点です。治療には、頭皮の炎症を抑えるステロイド剤や、皮脂の分泌を抑える外用薬を塗る方法が一般的です。

原因は明確に分かっていないようですが、頭皮が乾燥している人に発症しやすい傾向があります。

乾燥頭皮の方は、シャンプーは刺激の強いものは避けましょう。なるべく刺激の弱いものを使用して、シャンプーの洗い残しにも注意します。シャンプー後は、乾燥とフケの発生を防ぐために、頭皮の化粧水を塗布して頭皮のマッサージを行なうことをおすすめします。

また、アウトバスで髪を乾かすときにも注意が必要です。シャンプーで頭皮の皮脂を落としたところにドライヤーの熱風を当てるので、乾燥するのは当たり前ですよね。頭皮用の化粧水を使うとうるおいが保ちやすくなるので、必ず使うようにしてください。

頭皮の乾燥には、TUMUGUで行なっているヘッドスパも非常に効果的です。ぜひ一度お試しください。

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脂漏（しろう）性皮膚炎による脱毛

脂漏（しろう）性脱毛症は、頭皮の皮脂分泌が多くなり過ぎることで起こる脱毛症です。こちらも、はっきりとした原因はまだ解明されていないようです。

皮脂は本来、頭皮や髪を保護してくれる役割を果たします。ところが、皮脂が多くなりすぎると、普段は大人しくしている皮膚の常在菌のカビが、皮脂の成分を餌にして急激に増殖して頭皮が炎症を起こします。

脂漏（しろう）性脱毛症は、頭皮や髪がベタつきやすく油分の多い方に発症しやすい傾向にあります。しかし、頭皮がベタつくからといって、また洗浄力の強いシャンプーを使ってしまうと、こんどは頭皮に本来必要な常在菌まで洗い流されてしまいます。皮脂バランスを整えている常在菌が減ることによって、かえって大量の皮脂が発生してしまうこともあるんです。

頭皮への刺激が弱いアミノ酸系シャンプーなどを使い、しっかり泡立ててから指の腹を使って優しく洗い、すすぎを十分に行ないましょう。

２種類の症状を比較すると、粃糠（ひこう）性脱毛症よりも、脂漏（しろう）性脱毛症の方が大変です。ベタベタするも、どうしても気になりますよね。

洗浄力の強いシャンプーは使えないし、かといってしっかり洗わなければ今度はカビが繁殖して、頭皮が炎症を起こしてしまいます。

ですので、まずはしっかりと頭皮の状態を専門家に見てもらい、自分に合うシャンプーを選んで、定期的にヘッドスパをすることをおすすめします。

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女性の髪の悩みの大半が、薄毛からくる悩みです。これはプロのモデルさんも例外ではありません。