「ニット」を作るきっかけとなった、5つの経験と想い『その4』

こんにちは、TUMUGU代表をしているMaruと申します。

今年からTUMUGUという会社を設立し、髪を増やせるデザインツール『ニット』を広く世に広めるために日々精進しております。

「ニット」とは薄毛解消のデザインツールで、エクステを地毛に編んでいき髪を増やしていく技術です。増毛とは違い、ただ増やしていくのではなく、「ヘアスタイルを作る1つのデザインツール」として、カラーやパーマと同じ感覚で施術できます。美容室でできるのも大きな特徴の1つです。

「増毛」というと何かネガティブイメージがありますよね。そのネガティブなイメージを払拭することが、TUMUGUの大きな使命だと感じています。

 

このサイトを通じて、皆様にこの『ニット』というサービスを知っていただきたい。髪にコンプレックスを持っている方・悩んでいる方のコンプレックスを解消して、喜んでもらいたい。人に喜んでもらえるこのサービスを世に広めたいと思っています。

今回は、前回に続く「about maru その4」です。

また、YouTubeでも about Maru の動画をアップしました。

前半、後半があります。3分ほどなのでサクッとご覧いただけます。

後半はこちらです⏬

美容とは、技術の優劣よりも、「誰が施術をするか」によって変化するのものだと考えています。そのため、少しでも私のことを知っていただきたいと思い、このサイトや各コンテンツを作成しています。「誰が、どんな想いで行うか」が大切だと考えています。

「About Maru その2」前半はこちらです。3分ほどですので、ぜひご覧ください。

今回は私、MARUとはどんな人間なのかを知っていただきたく、自己紹介したいと思います。この記事を通して、こんな奴が今『ニット』というデザインツールを世に広めようとしているんだな、ということを知っていただければ幸いです。

ニットを作ろうと思ったきっかけ

1つ目のきっかけは、私が17歳〜20歳の頃の出来事から得た教訓「先を見る」です。未来を見るよう努め、お客様の5年後〜10年後を見たからこそ、髪を増やせる技術の必要性を感じたのです。

2つ目のきっかけは、上京したのち、20代でのサロンワーク中にお客様から教わってきた「ブレない気持ち」です。

「お客様がいるから、自分の美容はある。お客様に喜んでもらう、それが自分の美容人生だ」。この気持ちがあったからこそ、カットやカラー、既存の美容の技術では解決できない髪のコンプレックスに対して、新しい技術を身に付けなければいけないと思えました。

 

3つ目のきっかけは、大事故に遭った妹のリハビリへの姿勢から教わった「不屈の精神」でした。「やりたいことがあるなら、何があっても進めばいい」「困難に直面しても、挫けたり諦めたりせずに成し遂げる」という、妹の執念にも似たすさまじい想いの強さに影響を受けました。

 

そして、4つ目が「美に対しての意識」です。これは私が美容師になった18歳の頃から、常に周囲から言われ続けてきたことであり、今では自分の深い部分にまで浸透している意識です。この美意識があったために、今世間にあるエクステや増毛では納得できずに、自分で作ろうと決心できたのです。

美容師と美意識と増毛

前回「About Maru その3」の妹の怪我、そしてリハビリへの姿勢から「やりたいことは、リスクを恐れずやるべき」と学んだ私は、20歳からずっとお世話になっていたサロンをやめて、2015年からフリーになりました。

サロンに所属している頃から調べ続け、やはり私が学ぶべき技術は「増毛」だと感じました。その理由は3つあります。

1、美容師としてお客様に提供できる。

2、資格が必要ない。他のもの(植毛、かつら)だと職種が変わってしまう。

3、カラーやパーマと同じように、1つのヘアスタイルを作るデザインツールになり得る。

数々の増毛セミナーに参加し始めた私は、増毛という技術の素晴らしさに深く感銘を受けました。想像していたよりもはるかに自然に、髪を増やすことができたのです。

それ以前にも、数々の美容師セミナーに受講生として参加したり、ある時は講師として登壇したりもしていました。その中でも1番と言っていい衝撃でした。

増毛とは、人工毛(エクステ)を地毛に編み込んで髪を増やしてボリュームを出すという技術です。

しかし、セミナーのパンフレットやHP、LP、そして増毛というネーミングなどを通して、私が感じたのは…「センスが悪い」「ネガティブなイメージ」「ファッション性がない」という印象でした。

増毛の技術は最高なのに、美しくない。私の「美意識」とは合わない…

私はこの技術を女性に対して提供したいと考えていましたし、ヘアースタイルを作るカットやカラー、パーマと同じようなデザインツールにしたいと思っていました。そのため、「今のままでは、女性に認知され浸透していくことはない」と確信しました。今ある「増毛」に対するイメージを払拭し、新しく変えるしかない。そう決心したのです。

美意識の大切さ

18歳〜20歳の頃、私は地元・新潟にある3人だけの個人経営の美容室で修行をしたのちに、20歳で表参道にある100人以上の大型サロンに移りました。田舎から都会へ移ってきて1番のカルショーショックだったのは、競争の激しさでした。

美容師になりたい人間が全国から集まってくる、表参道のサロン。そこで働く人々はモチベーションも高く、ファッションに対しての意識も高い猛者だらけでした。そんな環境にいると、自然に競争意識が生まれます。(もともと競争が大好きな私には、表参道のサロンが向いていたのだと今更ながら感じます。)

その頃から常に先輩に言われ続けていたのが、「センスを磨け」という言葉でした。「映画を見ろ」「雑誌は各種年齢別にきっちりチェックしろ」「音楽を聴け」「お金がなくても常にファッションしろ、おしゃれをしろ、服にはお金をかけろ」。他にも多数ありましたが、それくらい美容師にとって美に対しての意識は大切な要素なのです。

「美に対する意識が高ければ高いほど、いい美容師になる」と言われ続けました。

その理由は、いろいろなお客様に喜んでもらえるヘアースタイルを作るには、技術はもちろんのこと、相手が望むスタイルを理解できなくてはいけないからです。「スタイルを理解する」とは、「そのスタイルの美しいポイントに自分が共感できる」ということ。それなしには、綺麗なスタイルを作ることはできません。

不思議なことにそうなんです。どのスタイルにも綺麗な理由がある。そこを理解・共感している人とそうでない人では、スタイルを作る技術が同じレベルであったとしても、仕上がりのクオリティーは全く違うものになります。美容師は美意識を高めないと、「たくさんの人を理解し共感できる=たくさんの人に喜んでもらえる」ヘアスタイルが提供できないのです。

こんな背景があり、私は今のままの増毛にどうしても納得することができなかったのです。「増毛ってなんかダサい」もしそう思われたままだったら、興味を持った方も実際にやってみたくならないし、お客様と向き合う美容師さんたちだって、この技術を学びたい・やりたいと感じないですよね。

まとめ

私の美に対しての意識から生まれたツールが「ニット」です。

新潟の個人経営の3人の美容室から、表参道の100人以上の大型サロンに移ったことで、競争意識が生まれました。「技術」と「美に対しての意識」のレベルを同時に高めねばならない環境にいたので、美意識を感じない「増毛」ではいけないと感じたのです。

「髪を長く延ばすエクステ」は、世間に広まりました。「髪のボリュームを出すエクステ」もこれから浸透していくと確信しています。だからこそ、ネガティブでなくポジティブ・ファッショナブルに、今よりもっとファッションを楽しむために、より良いフォルムを作るために、「ニット」を選んでもらえるよう日々精進していきます。

髪に困っているあなたに、フォルムを綺麗にしたいと思っているあなたに、この「ニット」が届く日まで。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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